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<虫刺され>虫の種類で症状はさまざま かゆみや赤み 命にかかわるハチ(毎日新聞)

 屋外で過ごす機会が増えるこれからの季節は「虫刺され」の心配も増える。「一口に虫刺されといっても、虫の種類や過去に刺された頻度などによって症状は千差万別」。夏秋優・兵庫医科大准教授(皮膚科)は「ハチはもちろん、蚊やブユでも炎症が強ければ皮膚科に相談を」と話す。【大場あい】

 虫刺されは、医療現場では虫刺症、虫咬(ちゅうこう)症などと呼ばれる。原因は、蚊やブユなどが血を吸うときに注入する血液の凝固を防ぐ物質▽ハチやムカデ、ドクガの幼虫(毛虫)などが攻撃や保身のために持つ有毒物質−−に大別される。

 家庭でも頻繁に経験するのは、蚊やノミ、ブユに刺され、かゆみやぷつんと膨らんだ赤い発疹(ほっしん)などが出るケースだ。夏秋さんによると、蚊などの血液凝固を防ぐ物質は有毒ではないが、人の体が「異物」と判断するため、アレルギー反応によるかゆみや赤みが起こる。一般的に、生まれて初めて蚊に刺されたときは無症状だが、何度か刺されると1〜2日後に症状が出るようになる(遅延型反応)。繰り返し刺されて幼稚園〜小学生くらいの年齢になると、刺されてすぐに出る症状(即時型反応)と遅延型の両方が出る。刺されて症状が出てから1、2時間程度でいったん治まったあと、再び赤みやかゆみ、腫れが数日以上続くケースだ。さらに同じ虫に刺され続けると、最後にはアレルギー反応が出なくなることがある。

 治療は、激しいかゆみがあるときは患部を冷やし、ステロイドの入った塗り薬などを使う。炎症が強ければ抗ヒスタミン剤なども内服する。

 虫刺されのように見えても実は肝疾患や血液疾患、金属アレルギーなど別の病気が原因のこともある。夏秋さんは「原因を推定するために、虫に刺されたと思う場所などを詳しく教えてほしい」と話す。

    ◇   ◇

 命にかかわることがあるのがハチだ。九段坂病院(東京都千代田区)の大滝倫子顧問(皮膚科)は「気分が悪い、息苦しい、体から力が抜けるなどの症状がある場合はすぐに救急車を呼ぶべきだ。全身症状がなくても、複数個所を刺されたら早急に救急外来を受診して」と話す。

 ハチに刺されると有毒物質で痛みや皮膚の赤みが生じ、だんだん膨らみが増す。初めての場合は痛みだけで済むが、2回目以降では、刺された直後よりも2、3日後に症状が最も強くなり、1週間前後で治まることが多い。刺されたら、アウトドア専門店などで販売されている毒吸引器で吸い出し、患部をきれいな水で洗う。「アンモニア水や尿にハチ毒を中和する効果はなく、患部にかけてはいけない」(大滝さん)。口内の粘膜や傷から毒が入り込む危険もあり、口で吸い出すことも避けたい。

 最も心配なのは、血圧低下や呼吸停止などの急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」だ。刺されて7分で死亡したケースもあり、大滝さんは「中高年以上で山林での作業などハチに刺される可能性が高く、かつてハチに刺されて全身症状を起こしたことのある人は、事前に専門医のいる医療機関に相談し、応急処置のための自己注射用エピネフリン注射薬を処方してもらった方がよい」と話す。初めて刺されたときでも、一度に数十匹に刺されると何日も体内にハチ毒が残り、数日後にショックを起こすこともあるので注意が必要だ。

    ◇   ◇

 虫刺されは市販の外用薬で対処することも多い。ケイロン薬局(東京都板橋区)の薬剤師、安部好弘さんによると、地域の薬局の強みは「虫刺され被害が多発している場所や虫の種類などの情報が入ること」。自覚症状や刺されたと思われる状況などを薬剤師に伝えることで原因を絞り込み、適切な対処につながることもある。

 市販薬は抗ヒスタミン、かゆみ止め、消炎、殺菌などの成分の組み合わせ、薬の形状(液体、軟こう、クリーム)の違いによってさまざまな種類がある。薬局では薬剤師などが、かゆみなどの症状の強さ▽過去に刺されたときに症状の悪化が長く続いた経験があるか−−などをたずねた上で、適切な薬を勧める。かゆみなどの症状が強い場合はステロイドの入った薬を勧めることもあるが、市販薬には医療用に比べ穏やかなステロイドが使用されている。「市販薬を1、2日使って症状が変わらなかったり悪化した場合は、医療機関の受診を勧めている」(安部さん)という。

 予防策としては市販の虫よけ剤(医薬部外品)が有効だ。主成分の「ディート」は皮膚に対する安全性は確認されているが、鼻や口からの吸入を避けるため、安部さんは「スプレー型の場合、小さな子どもに対しては大人が手に吹き付けた液体を首などに塗ってあげて」と話す。

………………………………………………………………………………………………………

        被害を受けやすい場所 刺されやすい部位

蚊       室内、庭、公園、山野 顔、腕、足

ブユ      渓流沿い、高原    腕、足

ネコノミ    室内、庭、公園    足(ひざから下)

トコジラミ   室内         顔、首、腕、足

イエダニ    室内         わきの下、下腹部

ハチ      人家の周辺、山野   頭、顔、手

ムカデ     室内、庭、山野    手、足

クモ      人家の周辺、山野   手

ドクガ(幼虫) 庭、公園、山野    全身

イラガ(幼虫) 庭、公園、山野    手

 ※記載以外の場所、体の部位でも刺されることはあるので、注意が必要。夏秋優・兵庫医科大准教授の資料を基に作成

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 ■ハチに刺されたときの応急処置

・口で毒を吸い出さない(毒吸引器で吸い出す)

・きれいな水で患部を洗う

・患部を冷やす(毒の吸収を遅らせる)

・患部に残った針には触らない(針をつまむと残った毒を体内に押し込む可能性がある)

・(腕、足の場合)患部より上を軽く縛る

・患者を移動させるときは担架などを使う(背負うと患者の胸が圧迫されるため)

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